『なくてはならない地元の学校』

学校長より

 

 

   伊具高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

   本校の位置する伊具郡丸森町は、宮城県の最南端にあり、三方向を福島県と接し、阿武隈高地に
  囲まれた自然豊かな地域です。面積の約1割が国有林で、北部を阿武隈川が流れ、阿武隈ライン舟
  下りや不動尊公園キャンプ場、国登録有形文化財の齋理屋敷など風光明媚で歴史と伝統のある
  
「水とみどりの輝くまち」です。

 

   本校は、大正9年に地域農業の持続的な発展を支えるため伊具郡立伊具農蚕学校(農蚕科・普通
  科・農村家庭科)として開設され、その伝統を引き継ぎながら昭和38年に宮城県伊具高等学校と
  改名いたしました。当時は農業科、商業科、生活科の3学科でのスタートでしたが、平成4年から
  産業技術科、生活技術科、商業科に学科改編し、さらに平成11年より総合学科として再改編して
  現在に至っています。生徒は入学後に農学(農業)、機械(工業)、情報(商業)、福祉(家庭)
  の4つの系列に分かれ、専門知識と技術を身に着け、将来の地域産業の発展に寄与できる人材の育
  成に地域と連携しながら積極的に取り組んでいます。卒業生は約1万4千人を超え、高い志を有し
  た有為な人材が国内外の様々な地域の多様な分野で活躍しています。

 

   本校の生徒は、校訓である「質実剛健」・「穏健着実」のもと、地域に必要とされる人材として
  の素養を身に着けるべく、バランスのとれた人格形成を目指して日々勉学に励んでいます。校内の
  学習だけではなく、地域の方々と連携を図り、時代の変化に即したキャリア教育を積極的に取り入
  れ、保護者や地域の皆さまの期待と信頼に応えられるよう志を高く持ち、目標達成に向けて取り組
  んでいます。

 

   これまで地域の皆さまをはじめとして、多くの方にご支援とご協力をいただき感謝申し上げま 
  す。「なくてはならない地元の学校」として、今後も様々な取組を地域と連携して実施していきま
  すので、引き続き、ご支援とご協力をお願い申し上げます。

 

                                      校長  齋藤 隆