『なくてはならない地元の学校』
4月より宮城県伊具高等学校の校長として着任いたしました。100年を超える歴史と伝統ある伊具高等学校の発展に微力ながら尽力できることを大変光栄に感じております。
さて、本校は、宮城県の最南端である伊具郡丸森町という豊かな自然に囲まれた地で、大正9年の創立以来、地域社会の発展に貢献する人材育成に努めてまいりました 。
現在、本校は総合学科として、農学、機械、情報、福祉の4つの系列を設け、生徒一人ひとりの興味や進路に応じた学びを提供しております。生徒の皆さんが自ら学び、考え、行動する力を育み、将来の夢に向かって力強く歩んでいけるよう、教職員一同、全力でサポートしてまいりたいと思います。
本校の教育目標は、「地域社会の未来を託せる『生きる知恵』を持った人材の育成」です。また、本校の校訓は「質実剛健」と「穏健着実」です 。飾り気がなく誠実で、意志が強く頼りになる人物を意味する「質実剛健」と、冷静で落ち着いていて、軽はずみな行動をしない学校生活の態度を意味する「穏健着実」。この二つの校訓は、生徒の皆さんが地域に必要とされる人材としての素養を身につけ、バランスのとれた人格形成を目指す上での重要な指針となるものであり、地域に必要とされる人材としての素養が身につくよう、学力向上に加え、豊かな人間性の育成に力を入れてまいります 。
本校は、地域の未来を担う人材育成という重要な役割を担いながら、地域の皆様に支えられ、共に歩んでまいりました 。これまで賜りました温かいご支援・ご協力に心より感謝申し上げますとともに、今後も、地域の皆様との連携をさらに強化し、地域社会の発展に貢献できる学校づくりを進めてまいりますので、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
伊具高等学校をより一層地域に愛される学校として、地域の皆様とともに、さらなる発展を目指し、全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月
宮城県伊具高等学校 校長 佐藤 真